名古屋城天守閣木造化 一旦立ち止まり、市民の声を聞くべき 

2018年07月06日12:59

 一昨日(7月4日)の本会議で、名古屋城天守閣の木造復元にかかわって木材を調達する契約議案の採決が行われ、西山あさみ議員が反対討論を行いました。
 今日の「日記」では、討論全文を紹介します。(名古屋城の写真は、春に撮影したもの)

 日本共産党市議団を代表して、名古屋城天守閣木造化にかかる木材の契約について、反対の立場から討論します。
反対する理由は、文化庁が現天守閣の解体・木造化を許可する見通しがない中で、木材調達を先行させるという強引なやり方は、市民にさらなる負担をもたらす恐れがあるからです。

 有識者による「石垣部会」は、「江戸時代から残る価値ある石垣を、復元で傷める恐れがある」と警告し、文化庁の復元検討委員会も「天守解体および木造天守建築時における、天守台石垣に対する影響を考える必要がある」と本市に意見しています。

 石垣調査について本市は、目視による調査で十分としていますが、石垣の専門家は、穴倉の石垣根石・背面調査も必要だと指摘しています。これらの指摘にたいして本市は、「理解してもらえるよう努力する」と繰り返すだけで、文化庁の現状変更許可が得られる保証はありません。

 見通しのない中で木材契約をすれば、さらなる市民負担に繋がります。
 いま、契約をしなかった場合には損害賠償請求はありませんが、急いで契約し、許可が得られず計画が延びれば、木材の保管料に毎年1億円かかると市は答弁しています。
 竹中工務店との基本協定では、業者「自らの努力のみ」で難しい場合には、費用負担についても市側と協議することが明記されており、事業費の高騰に繋がる恐れがあります。

 2022年完成のスケジュールありきの木造化計画は一旦立ち止まり、市民の声を聞くべきだと申し上げて、討論を終わります。

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プロフィール

藤井ひろき

Author:藤井ひろき
名古屋市会議員
日本共産党 藤井ひろき(博樹)
中村区上石川町3丁目2-3
電話052-411-4161

 <略歴>
1977年8月6日生まれ
大阪府吹田市出身
東海大学文学部文明学科卒
   (西アジア文明コース)
会社員(旭化成ホームズ)
   (サークルKサンクス)
日本共産党愛知県委員会勤務

 <現在>
名古屋市会議員
党愛知県委員会県委員
党中村区市政対策委員長
名古屋市中村区鴨付町在住

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