特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議石垣部会を傍聴

2017年08月09日18:14


 本日の午後、名古屋能楽堂会議室にて開催された、

 特別史跡名古屋城跡
 全体整備検討会議 
 石垣部会(第23回)

 
 を傍聴してきました。(部会中はマスコミも撮影禁止のため、傍聴券の写真を1枚)

 同部会の出席者は、石垣部会構成員の北垣聰一郎氏(石川県金沢城調査研究所名誉所長:副座長)、赤羽一郎氏(愛知淑徳大学非常勤講師)、千田嘉博氏(奈良大学教授)、宮武正登氏(佐賀大学教授)、オブザーバーとして、中井将胤氏(文化庁文化財部記念物文化財調査官)、松本彩氏(愛知県教育委員会生涯学習課文化財保護室主事)。議事は、・石垣カルテの作成について ・天守台石垣の調査について です。

 有識者の先生からは、

「石垣カルテ作成後、どうするのか?カルテを具体的に使い切る方策、項目を出していくこと。現在の石垣は思った以上に危ない。早急の問題であり、天守閣スケジュールとは切り離して、石垣カルテのスケジュール作成を」
「予算の関係もあり29年度だけの単年計画ではなくて、年次ごとの計画を持つべき。これだけ大きい名古屋城の石垣調査を2年でできるの?」


 等、厳しいご指摘が相次ぎました。
 当局からは「2年にとらわれずしっかりした調査をしていく」と答弁。

 また天守台石垣の史実調査に関して、名古屋市と竹中工務店が資料を集めている件や、今回の資料説明を当局でなく、竹中工務店がおこなっている点や、市の調査姿勢や調査体制に関し、

「あくまで石垣の調査主体は名古屋市だから、市が責任をもって資料を集めるべき。特別史跡名古屋城は、国民共有の財産で、極めて貴重な財産」
「調査をするのであれば、最低でも近世史専門家など、大学機関に調査を依頼すべき」
「人件費を安くして外注するやり方は、特別史跡では(行うのは)反対。この認識を根本的に変えないと。特別史跡の調査を、外部の業者に任せたなんて事例は、聞いた事がない」

「文化財担当者はここにいるのか?(当局職員1名が挙手)竹中工務店が市に代わって資料説明をする、ここを見直さないと」
「今日の報告では、市が竹中に丸投げしている。(提出された報告の)中身は学生のレポートよりひどい。(報告内容は)本になって、誰もが読める物をコピーしただけ。これを資料として部会に出すことじたい恥ずかしい。強いショックを受けた」
「プロである学芸員がチェックしないと意味がない。出されたものを右から左に部会に出していく。では聞くが、この資料の原本を読まれたのか?(竹中担当者「読んでいない」)出版された本に誤りがあることは多々あること。しっかり調査しないと」

 
と大変厳しいご指摘が相次ぎました。
 有識者から意見を求められた、文化庁の中井将胤氏からは、

「基本的に調査は、市が主導権を持つことが大前提。調査に際して、市(自治体)がコントロールできる適正な人数をお願いしている。(自治体によっては)発掘調査部会を設けている所もある」
「(今日の感想として)遺跡保存をするという根本を踏まえ、ちゃんと(問題、課題を)整理し、今後、体制をどうするのかが(名古屋市の場合)必要かなと思っている」


 と、ご意見が出されました。

 なお石垣部会、天守閣部会ともに、どなたでも傍聴できます。

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プロフィール

藤井ひろき

Author:藤井ひろき
名古屋市会議員
日本共産党 藤井ひろき(博樹)
中村区上石川町3丁目2-3
電話052-411-4161

 <略歴>
1977年8月6日生まれ
大阪府吹田市出身
東海大学文学部文明学科卒
   (西アジア文明コース)
会社員(旭化成ホームズ)
   (サークルKサンクス)
日本共産党愛知県委員会勤務

 <現在>
名古屋市会議員
党愛知県委員会県委員
党中村区市政対策委員長
名古屋市中村区鴨付町在住

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