本会議で反対討論 天守閣木造復元を急ぐのではなく、耐震化も含めて、多くの市民から意見を聞く場を設け、じっくりと心をこめた論議を

2017年07月04日17:09

 名古屋市議会6月定例会が本日、閉会しました。
 6月定例会では、藤井が委員を務めている経済水道委員会には、名古屋城天守閣積立基金条例の制定についてや、名古屋城天守閣特別会計補正予算などが、議案として提出されました。

 先週の同委員会では、提出議案について厳しい質疑が。
 天守閣木造復元関連に関して、藤井からは、
「天守閣木造復元のための寄附金を募る。これは、これまでの収支計画、木造復元後50年近くにわたって、年間平均約360万人の入場者数があれば、税金は投入しないという、当初の収支計画が破綻したという理解でよいのか」
「寄附金が今後、10億、50億、100億と集まった場合、その分、現在の収支計画にある入場者数目標を減らしたり変更する考えなのか」

 と、質しました。観光文化交流局からは、
「収支計画をさらに安定させる目的である」
「寄附金額にかかわらず、360万人を確保していく」

 と答弁。

 特別会計補正予算にある「名古屋城天守閣木造復元に向けた調査」(天守閣を木造復元した場合の入場者数見込み及び民間活力の導入等の調査。この調査の補正予算金額は2012万6千円)についても質問。
「昨年度の調査では、復元後の入場者数と収支見込に対して、長期の予測は不可能という報告のため、今回はより踏み込んで、よりお金をかけて調査をするわけだが、本来なら議決の前にこのような調査を行うべきである。今回の調査で、入場者数がどうも年平均360万人を見込めない、収支計画も厳しい。そのような結果次第では、木造復元を中止するという覚悟でこの調査を進めるのか」 
 と質問。当局からは、
「調査結果で仮に360万人を下回ったとしても、民間活力の導入等で、その差を埋めていく」
 という主旨の答弁。

 他にも職員体制や石垣等についても、質疑を行いました。
 同委員会では、名古屋城天守閣積立基金条例の制定について・一般会計補正予算・名古屋城天守閣特別会計補正予算については、日本共産党委員(江上、藤井)以外の会派の賛成多数に。

 
 本日午後の本会議で、藤井が名古屋城天守閣積立基金条例の制定、及び名古屋城天守閣特別会計補正予算に対する反対討論を行いました(結果は自民、民進、公明、減税が賛成。共産反対)。  以下、反対討論全文を掲載します。

 日本共産党名古屋市会議員団を代表して、名古屋城天守閣積立基金条例の制定、及び名古屋城天守閣特別会計補正予算に反対の立場から討論を行います。

 反対する理由は、第一に市民合意がないなか、木造復元ありきで寄附金を募ることは問題だからです。
4月の市長選挙におけるマスコミの世論調査でも、2022年完成の天守閣木造復元案に対し、6割から7割の市民が賛同していません。

 第二に、収支計画において依然として税金投入の恐れがあるからです。
 名古屋城天守閣木造復元に向けた調査では、木造復元した場合の入場者見込み及び民間活力の導入等の調査を行いますが、入場者見込み数が、現在の収支計画にある復元後50年間近く、年間平均366万人を下回っても、「民間活力の導入策」で入場者数を確保するというだけで、税金投入を行わないという根拠にはなりません。

 第三に上物である天守閣の木造復元を急ぐあまり、石垣保存を軽んじることは認められないからです。
 505億円もの巨費を注いで、2022年12月までの短期間で巨大事業を行う、この計画自体に無理があり、文化財である「本物」の石垣について、調査の必要性、保存方法などについて、有識者会議で論議を呼んでいます。

 天守閣木造復元を急ぐのではなく、耐震化も含めて木造復元構想を見直し、名古屋城のあり方について、多くの市民から意見を聞く場を設け、じっくりと心をこめた論議をしていくことを求めて、討論を終わります。

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プロフィール

藤井ひろき

Author:藤井ひろき
名古屋市会議員
日本共産党 藤井ひろき(博樹)
中村区上石川町3丁目2-3
電話052-411-4161

 <略歴>
1977年8月6日生まれ
大阪府吹田市出身
東海大学文学部文明学科卒
   (西アジア文明コース)
会社員(旭化成ホームズ)
   (サークルKサンクス)
日本共産党愛知県委員会勤務

 <現在>
名古屋市会議員
党愛知県委員会委員
党名古屋南西地区委員会常任委員
党中村区市政対策委員長
名古屋市中村区鴨付町在住

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