仙台市「避難の丘」を視察

2016年07月22日13:35

 今週の19日から21日まで、市議会土木交通員会視察で仙台市と札幌市を調査しました。「日記」では何回かに分けて報告します。
 今日は、仙台市の「避難の丘」整備について。

 訪れたのは、仙台市の海岸公園井土地区。
 海岸公園は昭和46年から整備が進められ、井土地区では乗馬やデイキャンプができる、馬術場や冒険遊び広場、大型遊具広場がありました。

 東日本大震災では、海岸公園は震度6強という非常に強い地震にみまわれ、高さ7.2m(仙台港)~9.3m(名取川河口)の津波が押し寄せました。



 井土地区は被災後、ガレキの搬入場・処理場として活用(平成23年~25年度)され、現在は施設の復旧中です。利用再開は平成30年度予定です。
 なお「避難の丘」の改修工事は完了し、緊急時に使えるようになっています。丘の高さは標高15m。頂上避難面積は1400㎡であり、避難総定人数は700人(1人あたり2㎡)です。
 
 


 この冒険広場周囲の津波の浸水髙は、約7mから8mでしたが、直接ぶつかる海側の斜面では、津波が12mから15mまで遡上してきました。
 写真で、仙台市の担当者さんが立たれている場所まで、遡上しています。


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 この「避難の丘」は、震災前は冒険広場の展望台でした。
 写真のように、今では松林が所々しかありませんが、震災前は多くの松林がありました。
 松林に囲まれる冒険広場から海が見えるようにと、展望台が設置されていたのです。

 震災時、展望台には5名の方が避難され、津波から助かりました。 
 偶然、公園内にあった高台に避難されたことで尊い命が救われた。このことが、沿岸部低地帯における高台整備(避難の丘や避難タワー)の有効性を実証した場所として、知られるようになりました。
 


 現在、海岸堤防(高さ7.2m)を造成中です。海岸堤防の後には、林野庁がクロマツの海岸防災林を造り、さらにその後かさ上げ道路(高さ7.0m)を造成していきます。

「高さ3~4mの津波が押し寄せると、家が浮いてしまいます。そうならないように、津波の高さを2m以下に抑えます。そのために、3段階の構え(堤防・防災林・かさ上げ道路)をとっています」
 
と、仙台市の担当者から説明がありました。


 写真の右側は、今後クロマツ(防災林)が植えられる場所です。クロマツが風や砂で傷まないように、成長するまで、写真にあるように枠で保護します。

 名古屋市では港区の船頭場公園において、津波緊急避難場所となる高台広場を、名古屋市としては初めて整備する予定です(避難面積【頂上平坦部】約3400㎡。想定避難人数は1人1㎡として、約3400人)。
 また、全国的にも避難の丘や津波タワーが検討され、整備が進められています。
 今回、実際に尊い命を救った丘を調査したことで、多くのことを学ぶことができました。仙台市当局の皆さまに感謝しています。

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プロフィール

藤井ひろき

Author:藤井ひろき
名古屋市会議員
日本共産党 藤井ひろき(博樹)
中村区上石川町3丁目2-3
電話052-411-4161

 <略歴>
1977年8月6日生まれ
大阪府吹田市出身
東海大学文学部文明学科卒
   (西アジア文明コース)
会社員(旭化成ホームズ)
   (サークルKサンクス)
日本共産党愛知県委員会勤務

 <現在>
名古屋市会議員
党愛知県委員会県委員
党中村区市政対策委員長
名古屋市中村区鴨付町在住

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