客引き行為等の防止に関する条例について視察②

2015年12月20日17:20

 今日の「日記」では、「渋谷区公共の場所における客引き行為等の防止に関する条例」についての視察。

 渋谷区では昨年の2月、区内の店舗のみなさんから「客引き行為等の禁止条例の制定を求める要望書」が、区長宛てに提出されました。
 要望書を拝見しましたが、客引きや客待ち行為に対して、

「これらの悪質な客引き行為等は、公道上における通行の妨害となるだけでなく、渋谷を訪れる方々に迷惑と不安、さらには恐怖をも与えてしまっております。こうした行為をこのまま放置すれば、渋谷のまちの環境がどんどん悪化していく恐れがあります」

 と、要望書にはありました。

 議会での審議を経て、昨年の12月から「渋谷区公共の場所における客引き行為等の防止に関する条例」が、施行されました。

 この条例では罰則規定はありませんが、客引き行為を行った場合は、指導を受けます。この指導に従わない場合は、改善命令や住所等の公表(渋谷区ホームページなど)の対象になります。


 区の危機管理対策部安全対策課長からは、

「いわゆる東京都迷惑行為防止条例では、『執ような客引き行為』を対象に取締りができますが、執拗ではない客引き行為は、都条例の対象にならないのが問題でした。都条例でカバーできない部分を区の条例でカバーする。
 渋谷区の場合は、罰則規定はありませんが、取り締まることが目的ではなく、条例を周知させて客引き行為をなくすため、全力を尽くしています」

 と、取り組み内容について説明をいただきました。


 渋谷区のキャッチでは、条例施行前は2つのパターンがあったとのこと。一つは大手居酒屋のキャッチであり、もう一つが複数の店舗と契約しているキャッチです。

 条例施行後、まず大手居酒屋店のキャッチに対して一斉に指導を行い、また従わない店に対しては、「住所等の公表対象になります」と、行政指導を行ったところ、大手居酒屋の客引きはなくなりました。

 また恵比寿駅周辺で多かった美容(カット)のキャッチも、今ではなくなったとのこと。
 修学旅行生が、多く訪れる原宿竹下通りでは、以前はプロマイドのキャッチがいましたが、条例の対象になったためキャッチも姿を消し、今では修学旅行生たちも、安心して訪れています。

 現在、渋谷区では、複数の店舗と契約しているキャッチ(客引きで、店に案内した客の飲食代10~20%が、キャッチの利益)の一掃に向け、これまでの街と区と警察のパトロールに加え、担当課長も連日、パトロールを行っています。
 キャッチに対し、条例違反者へは指導を行い、再度指導になった場合は区役所への呼び出しも行っています。私が訪れた日は、恵比寿駅周辺で、街と区と渋谷警察署が連携して、30人以上のパトロール隊が出る日でした。

 課長からは、

「条例をつくることが、目的ではありません。しっかり『後ろ盾』(条例)をつくったうえで、キャッチに対して『客引き行為は、条例違反ですよ』と指導を行い、街のにぎわいを守っていく。みなさんが、訪れたくなる渋谷の繁華街を守るためのたたかいです」

 と、熱く語ってくれました。
 課長から、名古屋の実態について聞きたいと、お話がありましたので、写真を見せながら説明すると、大変驚かれていました。
 
 次回の「日記」では、新宿区について報告します。

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プロフィール

藤井ひろき

Author:藤井ひろき
名古屋市会議員
日本共産党 藤井ひろき(博樹)
中村区上石川町3丁目2-3
電話052-411-4161

 <略歴>
1977年8月6日生まれ
大阪府吹田市出身
東海大学文学部文明学科卒
   (西アジア文明コース)
会社員(旭化成ホームズ)
   (サークルKサンクス)
日本共産党愛知県委員会勤務

 <現在>
名古屋市会議員
党愛知県委員会委員
党名古屋南西地区委員会常任委員
党中村区市政対策委員長
名古屋市中村区鴨付町在住

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