市の公園駐車場は誰のもの? 駐車場有料化問題について

2015年10月08日18:01

 先週の金曜日から今日まで、市議会常任委員会では決算審査が行われました。
 藤井は、土木交通委員会の委員です。今日の「日記」では、緑政土木局への質疑を報告します。

 藤井が取り上げたのが、天白公園駐車場の有料化について。市の公園駐車場(北と東の駐車場、計129台)ですが、一昨年の6月から、街中のコインパークでもよく見かける、タイムズ24株式会社が管理運営しています。

 緑政土木局からは「無料開放だと公園利用ではない不正駐車があるから、有料化した」との話。しかし、市が行った天白公園駐車場の利用者の降車後の行き先方向の調査では、2か所ある駐車場の利用者のうち、北駐車場では車を降りて公園方向に行った方が約79%、同じく東駐車場で約72%となっています。北駐車場では残りの2割が、同じく東駐車場では3割近くが、公園利用者ではないという結果となっています。

 有料しても公園利用者以外の駐車はあるし、有料化で市民の負担が大きいのでは?と質しましたら、「最初の30分間は無料とし、負担を減らしている」とのこと。
 でも、公園利用者、特に公園でお子さんを遊ばせている子育て世帯にとって、30分だけ無料というのはあまりにも酷い話です。
 駐車場の有料化に対して、子育て中の市民からも苦情が出されました。本市のホームページにも公園利用者である、子育てママの声が紹介されています「ママ友達とその子どもたちと自然に触れながら時間を気にせず遊んだりと過ごしています。…せめて、子育て世代だけでも駐車場料金を減免していただけないでしょうか」
 
 藤井からは、
「定期だけでなく、1回利用の場合でも、子育て世代向けの駐車場料金減免措置はあるのですか」

 と、緑政土木局に質しました。緑政土木局からは、
「(昨年度、行われた住民団体と市長との懇談の中で)市長からも『子育て世帯のために、何か知恵を出せ』と発言があった。コインパーキングで無人のため、子育て世帯かどうか、確認できるシステムができないか検討しています

 と答弁が。ぜひ実現に向け、関係者のみなさんと一緒に取り組んでまいります。

 そもそも市の公園駐車場は、誰のための駐車場でしょうか?
 市の施設である公園の駐車場を民間企業が、儲けの場として利用している…。これでは困ります。

 藤井の質疑より
 「駐車場を有料化した後も、公園利用者ではない方の利用が少なくない。その理由として、管理運営を任されたタイムズ24が、公園利用者以外の利用を促進しているからではないかと思います。
 その根拠として、一つ目にタイムズ24のホームページで天白公園の駐車場を検索しますと、天白公園北駐車場のページでは「ここから行ける最寄りの施設」として、原幼稚園、しらほ保育園、碧南信用金庫天白支店などが挙げられています。これらの施設に行く場合にも、どうぞ天白北公園駐車場を利用してくださいと、宣伝されているんです。

 さらに、タイムズ24が管理運営を任された一昨年の6月、タイムズ24は、定期券販売中というチラシを公園近隣地域の新聞に折り込みました。これが、そのチラシのコピーです。近隣地域の住民が、わざわざ定期券(1か月6000円)を買ってまで車で公園へ行くとは考えにくく近隣住民のみなさんにマイカーや商売の車を駐車するために使ってくださいとしか考えられません。
 公園利用者以外の利用を促進するタイムズ24の姿勢は、問題ではないでしょうか。どのようにお考えなのか、お聞きします。」

 「定期券を買って公園だけを利用される一般の人は、ほとんどいないと私は思います。このような天白公園駐車場の有料化は、公園という市の施設の駐車場を民間企業の儲けのために提供するものであり、問題ではないですか、お聞きします。
 これ駐車場の写真ですが、どう見てもタイムズの駐車場ですよ」


 他の委員からも、「これじゃ、月極め(駐車場)だわ」の声も。

 緑政土木局からは、今年の1月から定期券の利用時間を昼間限定(6時~24時。ちなみに定期でも夜間24~6時に利用すると、別途料金が課金されるようになった)にするよう指導改善したの答弁がありましたが、一方で「事業者(タイムズ24)の採算性にも配慮がいる。必ずしも公園利用者が優先すべきだとは、考えていない」という答弁も。


 平成25年7月に策定されたパンフレット「名古屋市公園経営事業展開プラン」では、「多様な社会貢献・ビジネス機会の提供」という項目において、「公園駐車場への経営的視点の導入」として、「駐車場の有料化を検討する」とあります。その先取りが天白公園だと思います。項目にあるように「ビジネスチャンスは提供」しました。しかし、公園を利用されている市民のみなさま、中でも子育て世代のみなさまに駐車場料金の負担押しつけ、その結果として、公園利用が抑制されるという事態を招いているのではないでしょうか。

「『名古屋市公園経営事業展開プラン』にある、【公園駐車場の経営的視点の導入】、すなわち駐車場有料化については、対象公園を拡大すべきではない」 

 と、委員会で追及しました。

 

コメント

No title

入札だったんでしょうか?よく分かりませんが。いつかは共産党の視点に立った民間企業とのコラボが出来たらなとは思ってますが。頑張ってください。

  • 2015年10月08日 20:31 |
  • URL :
  • 編集
No title

ご質問いただいた件ですが、入札ではなく公募です。
昨年度に行われた、住民団体と市長との話し合いでは、天白公園を考える住民団体の要望「子育て世代への優遇措置」に対して、市長も「そりゃええんじゃないの、それくらい知恵出さないかんて、やっぱり」と答弁されました。
ぜひ、実現に向け、奮闘してまいります!

  • 2015年10月09日 10:16 |
  • 藤井ひろき URL :
  • 編集

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ふっちん の 告知板

志位委員長演説会、3,500人
 5月20日(土)、名古屋駅西口で開催された志位和夫委員長の街頭演説会には、3,500人もの方が来てくださいました。
 たいへん日差しが強く、暑い中を中村区からも大ぜいご参加いただきありがとうございました。

プロフィール

藤井ひろき

Author:藤井ひろき
名古屋市会議員
日本共産党 藤井ひろき(博樹)
中村区上石川町3丁目2-3
電話052-411-4161

 <略歴>
1977年8月6日生まれ
大阪府吹田市出身
東海大学文学部文明学科卒
   (西アジア文明コース)
会社員(旭化成ホームズ)
   (サークルKサンクス)
日本共産党愛知県委員会勤務

 <現在>
名古屋市会議員
党愛知県委員会委員
党名古屋南西地区委員会常任委員
党中村区市政対策委員長
名古屋市中村区鴨付町在住

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