いま急ぐべきではない 天守閣木造復元

2015年09月30日15:56

 新聞に連日、大きく取り上げられている名古屋城天守閣の木造復元
 最近、藤井の事務所にも区民のみなさまから、、

 「木造復元するの?税金がかかるのでは?」
 「市民の生活が苦しいんだから、もっと他のことにお金を使ってほしいわ」
 「どれくらいの金額になるのですか?新国立競技場のように、どんどん建設費があがるのでは?と心配です」
 

 と、お問い合わせが増えてきました。
 昨夜も事務所に戻るなり、電話で同様のご相談を受けています。

 今日の名古屋市議会本会議。
 名古屋城天守閣の木造復元を含んだ補正予算に対して、党市会議員団の西山あさみ市議が、反対討論に立っています。
 まずは、反対討論の全文紹介。

 日本共産党名古屋市議団を代表して、一般会計補正予算について反対の立場から討論を行います。
 反対する理由は、名古屋城整備検討調査と銘打って、名古屋城天守閣の木造復元に本格的に踏み出す予算が計上されているからです。
 その問題点は4つ。

 第1は市民の意見を聞かず、市民合意のない中で木造復元へと舵をきったことです。
 当局は7月1日の経済水道委員会で、「木造復元を目指す」という方針を撤回し、複数の「選択肢を示しながら、市民の意見を聞き、調査結果などを丁寧に説明する」という方針を示しました。
 ところが、市民の意見を聞くこともなく、木造復元に向けた技術提案交渉方式による契約手続きを開始するというのは、市民そっちのけと言わざるを得ません。
 昨年2月に実施されたネットモニターアンケートでは「耐震改修」が7割を超えたように、木造復元についての市民合意はありません。市民アンケートを行うというのなら、補正予算を提出する前に実施すべきです。

 第2は2020年7月のオリンピックまでに竣工という無謀な方針となっていることです。
 当局は委員会で、事業者募集の条件として2020年7月までの竣工を明示しました。
 市の調査では、天守閣本体だけでも、解体に3年、復元工事に6年、合わせて9年。しかも、御殿の工事と重複しないよう「本丸御殿完成後に木造復元に着工するのが望ましい」という結果が出ています。
 こうした調査結果を棚上げにする工期の設定は資材や人件費の高騰をまねき、事業費が跳ね上がることはあきらかです。

 第3は概算事業費も明らかにせず、財源のめどがたたぬままでの強行は市民の暮らしに犠牲を強いる恐れがあることです。
 木造復元といっても木材や仕様により270億円~400億円と大きな幅があります。概算事業費も示さず事業者まかせにするのはあまりにも無責任です。
 国からの補助金確保のメドも立っておらず、市の財政見通しも厳しいもとで、巨額の市費を投入すれば市民の暮らしに大きな犠牲を強いることになりかねません。

 第4は、「特別史跡名古屋城跡全体整備計画」では、天守閣については耐震改修を進める方針であるにも関わらず、木造復元に方針を転換することは、この「全体整備計画」との整合性がとれないことです。

 以上の点から、天守閣の木造復元には大きな問題があり、いま急ぐべきではないと申し上げて討論を終わります。



 …以上、全文紹介でした。

 西山議員が質問を終え、自席に戻る途中、河村市長からは、

 「共産主義だ!」

 と、ヤジが。これに対して、

 「共産主義ではない。極めてまっとうな意見だ!」

 と、議員からヤジが! なんとその議員さんは自民党市議。
 事実、西山議員の質問中、他会派の議席からの「そうだ!」の声も。

 ただ残念なことは、補正予算の採決時。日本共産党市議団以外、みなさん起立賛成でした。

ふっちん の 告知板

志位和夫委員長・街頭演説会
 日本共産党の志位委員長が中村区に来て、街頭演説会を開催します。
日時:5月20日(土)
    午後2時30分~
場所:名古屋駅西口前
弁士:志位和夫(党委員長)
   もとむら伸子(衆院議員)
   ほか

プロフィール

藤井ひろき

Author:藤井ひろき
名古屋市会議員
日本共産党 藤井ひろき(博樹)
中村区上石川町3丁目2-3
電話052-411-4161

 <略歴>
1977年8月6日生まれ
大阪府吹田市出身
東海大学文学部文明学科卒
   (西アジア文明コース)
会社員(旭化成ホームズ)
   (サークルKサンクス)
日本共産党愛知県委員会勤務

 <現在>
名古屋市会議員
党愛知県委員会委員
党名古屋南西地区委員会常任委員
党中村区市政対策委員長
名古屋市中村区鴨付町在住

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